心の成長につながる名言
画像:大谷光真「人生は価値ある一瞬」(PHP)
人間にとって苦悩に負けることは恥ではない。快楽に負けることこそ恥である
パスカル
絶望の少し隣りに希望があるって知っていれば少しは軽くなる
吉本ばなな「とかげ」より
やり直しのきかぬ人生であるが見直すことはできる
金子大栄
何を笑うかによって、その人の人格がわかる
バニョール
大いなる安らぎは、ささやかな忙しさにある
ジェフリー・チョーサー
もし君が人に愛されようと思うなら、 まず君が人を愛さなければならない
セネカ
愛する。それは、お互いに見つめあうことではなく、 二人が同じ方向を見ていることである
サン・テグジュぺリ
怖いのは自分を省みる心を失うこと
大谷光真(西本願寺24代門主)
人との出逢い、仕事、家族、友人、恋人、起こった出来事など、その都度、自分の行いや言葉を振り返って(省みて)考えたり反省したりすることは大切。
そうでなければ傲慢や怠慢が生まれ、知らず知らずのうちに言動が自己中心的になるので人間関係や生活に悪い影響を及ぼすという戒めの言葉ですね。
心の成長につながる名言 その2
ミスをすることは悪いことじゃない。それは上達するためには必ず必要なもの
ただし、同じミスはしないこと
松岡修造
間違いを改めるなら自ら間違っていたと気付けばそれでいい
過ちに執着せず、ただちに一歩を踏み出すべし
西郷隆盛
失敗のうちで最大の過ちは失敗を何一つ自覚しないことである
トーマス・フラー
良識ある人は間違いに気付いたならば、その間違いを改めることを重んじるのである
佐久間象山
同じあやまちを再び繰り返すな
神谷正太郎(トヨタ自販初代社長)
繰返してならぬものは過失
近藤勇
あやまちは人間を決めない。あやまちのあとが人間を決める
あやまちは人生を決めない。あやまちのあとが人生を決める
東井義雄
過ちを改めれば、それは過ちではない
高杉晋作
「生きていれば間違いを起こすこともあるだろうし、間違いに気づいたら改めればいいわけで、本当の過ちとは同じ間違い(過失)を繰り返すこと。
挑戦に失敗はつき物。しかし、同じ失敗を繰り返すのはダメ。失敗は経験、新たな挑戦をすればよい。
つまり、「クヨクヨしたって仕方ない。間違いに気づいて改めたなら“過ちや失敗”ではない。それは経験なのだ」そう勇気づけてくれる言葉ですね。失敗した後、どう対処していくかが大切なんです。
思慮深く生きるための名言
画像:ジャック=ルイ・ダヴィッド「ソクラテスの死」(メトロポリタン美術館)
沈黙は会話の偉大な話術である。沈黙するべき時を知る者は馬鹿でない
ハズリット
雄弁は銀、沈黙は金
トーマス・カーライル
口が達者な人より、沈黙するべき時を心得ている人のほうが優れているという意味。状況やタイミングによって沈黙は言葉よりも強い説得力をもつ場合があるからです。
私の知るすべては、何も知らざることなり
ソクラテス
これは「ソクラテスの“無知の知”」が基になっている言葉です。
「何も知らない自分を自覚してこそ正しい認識を深めることができる」という意味で、何かを学ぶとき、自分が無能であることを自覚することで初めてスタートラインに立てるわけですね。
言葉は、それを発した人間の生き方によって重くもなれば軽くもなる
仏教伝道協会「みちしるべ」より
いくら“もっともらしいこと”を言っても、その言葉が重みをもつか薄っぺらくなるかは、発言する人の行いや人間性によって左右されます。行動や人格が伴わない言葉は、相手の心に響かないわけです。
臆病者の目には、常に敵が大軍に見える
織田信長
困難に立ち向かったり新しいことにチャレンジしたりするとき、気の持ちようが大切という教えですね。
絶対は絶対にない
織田信長
シンプルな言葉でありながら、実は2つの意味をもつ名言。一つは、「不可能と考える難題にも突破口はある」、もう一つは、「過信すると隙が生まれ油断が命取りになる」という意味。
チャレンジ精神が強く、しかし、用心深い一面ももっていた信長らしい言葉です。考えることの大切さや、慢心は成長を止めるといった思慮深い教訓が詰まった名言と言えます。
power of words!で人生を豊かに
何気ない一言で勇気づけられたり励まされたり、言葉は、その時々の気持ちや心境によっても人それぞれ受け取り方が違ってくるものです。たった一言が、人生の“道しるべ”になることもあります。
今回は「心に響く言葉」と題し、歴史上の偉人や著名人、書籍や法語など多様なジャンルから“生き方”のヒントになる名言を紹介しましたので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事へのコメントはありません。