くよくよしている暇はない
「落胆するよりも次の策を考えよう。人の世に、「失敗」なんて無いのだから」
失敗したと落ち込むよりも、失敗から学び、次のステップに進むための教訓にする。くよくよしている暇があったら次の策を考える、それが龍馬のモットー。
時間は待ってくれない、だから落胆している暇はないのだ。諦めないでトライし続け、失敗を肥料に仕事を成し遂げるのが龍馬に学ぶビジネス成功の秘訣と言える。
ポジティブに立ち振る舞え
「暗いヤツに人はついてこない」
どんなときも龍馬は明るく陽気に振舞っている。落ち込んだ姿を見せず、ポジティブに対処している。陰気で暗くネガティブな人間に人は魅力を感じないからだ。
明るい人の周りには自然と人が集まるように、ビジネスもポジティブなスタンスが大切。まずは、自分がネガティブな雰囲気を出していないかチェックしてみよう。
夢を持ち続ける大切さ
「夢をもつことは人間の進化に通じる「窓」である。だから俺は、無意味にウソはついていない」
大胆な行動や奇抜な発想で周囲の理解を得られぬとき、龍馬は“ホラ吹き(ウソつき)”扱いされた。しかし龍馬はのちに、大政奉還や薩長同盟、海援隊の創設など偉業を成し遂げる。
近代国家の構築を目指し、周りが足元しか見ていない中で遠い先を見据えながら着実に行動していたのだ。その原点は、「日本を変えてやる」という大きな夢が全ての始まりである。
龍馬の人間力に学ぶ
画像:坂本龍馬之像(北海道坂本龍馬記念館)
もしも坂本龍馬が現代にいたら・・・、おそらく国を動かすトップリーダーになっていたかもしれない。先見性があり、なおかつ行動力もあり、何よりもズバ抜けて人間力が高い。
龍馬は商売や政治のみならず、各機関と連携しながら有機的に活動する近代国家の構築を目指していた。日本が欧米と肩を並べて張り合える国になることを予見していたのである。
様々な人間との関りや出来事、龍馬を取り巻く環境は実に険しかったが、逆境に屈することなく次々と目的を達成していく。そうした数々の場面で生まれた言葉を今回は紹介した。
現代社会を生き抜くビジネスマンに、ぜひ参考にしてほしい名言ばかりだ。また、龍馬の生き方はメッセージ性が強いので、起業家であっても共感できる言葉が多いと思う。
幕末の偉人として人気が高い坂本龍馬。彼の魅力は“人を惹きつける行動力”ではないだろうか。計画的に段取りし、可能性がある限り諦めず結果へと導く行動力は見習うべき点が多い。
時代に関係なく魅力ある人間とは、人の関心を集められるポテンシャルをもっている。相手の興味を惹くというのは、ビジネスシーンにおいて重要なポイントになる。
仕事で行き詰まったときや悩んだとき、落ち込んだときやヤル気を奮い立たせたいとき、龍馬の言葉を思い出してみてはいかがだろうか。
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