フランシスコ=ザビエルとは?
フランシスコ=ザビエルは、1506年頃の4月に産まれたとされる「カトリック教会」の「司祭」「宣教師」で、日本に初めてキリスト教を伝えた人物です。
出生地はピレネー山脈西南部ナバラ王国のバスク人でありましたが、ナバラ王国が1515年にスペインと併合したことから、スペイン人と表記されるのが一般的となっています。
ザビエルが来日したのは1549年で、日本では種子島にポルトガルから商船が来航しており、鉄砲が伝来したのが1543年で、日本にはすでに外国の文化が入ってきている時期にあたります。
ザビエルが日本を訪れる目的はもちろんキリスト教を広めるためですが、きっかけとなったのは宣教中であった1547年にマラッカで鹿児島(当時は薩摩)出身の日本人であるアンジローとの出会いに影響をうけ、日本へ行くことを決意します。
日本に到着してからは、「島津貴久」などの大名と出会いキリスト教を伝え、100人ほどの信者を得たといわれています。
ザビエルが知った日本についての情報は手紙としてインドへ送られ、後に「大書翰」としてヨーロッパに拡がり、世界ではじめて日本を紹介した報告書として様々な国の言語に翻訳され貴重な文献となりました。
そして、当時の日本は中国の影響を非常に強く受けていたため、「先に中国からでは」とザビエルは考えるようになります。
時がたちインドを経由し中国へ到着するのですが、熱病を患い残念ながら布教活動をすることなく息を引きとりました。