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どんだけ呑むねん!酒好き武将にまつわる"とんでも"エピソード5選

どんだけ呑むねん!酒好き武将にまつわる"とんでも"エピソード5選

幸若舞の敦盛でも「人生五十年~」と詠われているように、戦国武将の平均寿命は50歳前後。50歳を過ぎれば長生きと言われるくらい短命の時代でした。そりゃ、そうですよね。

命のやり取りや生き残りを懸けた毎日で気苦労は絶えないし、ストレスも半端なかったはず。そのせいでしょうか、酒好きな武将が多いんです。だから、当時の死因で目立っていたのが飲酒による高血圧症でした。

頻繁に酒を飲み、酒と一緒に食べる塩気の強いおつまみが高血圧の原因となり、さらに大酒をくらうから体にいいわけがない!とどめは、酒を一気飲みする習慣があったことですよ。

上杉謙信しかり福島正則にしても度を超える酒豪が多かった時代ですから。ほとんどアル中レベルでヤンチャな飲み方をしていた酒豪が多かったようです。今回は、そんな武将たちの酒にまつわるエピソードを5つ紹介したいと思います。

上杉謙信


画像:月岡芳年・画 「弾正少弼上杉謙信入道輝虎」(東京都立図書館)

酒豪と言ったら、この男。辞世の句でも自分の人生を酒に例えるくらい大の酒好き武将です。

<四十九年 一睡夢 一期栄華 一盃酒>
49年の生涯はひと眠りしたときに見た夢のように儚くて短いものだった。私の栄華など盃一杯の酒のようだった。

栄華・・・権力や財力をもち栄えること。また、贅沢をすること

常に酒を飲んで馬にまたがり、出陣する寸前まで酒を飲む。馬に関して言えば、現代なら「危険運転」+「飲酒運転」の常習犯ってところ。酒のつまみは梅干し。酒と塩気は高血圧の原因になるので厄介ですね。

過度のアル中だったらしく、三合が入る器(馬上盃)で飲むのが習慣だったそうです。心配した家臣は酒と隔離するために努力しましたが、努力の甲斐なく謙信は49歳で亡くなりました。死因は脳出血、または脳溢血と言われています。

高血圧が続くと脳の血管がもろくなり、血管が破れると脳の中で出血が起こります。脳から出血した血液は固まって塊(血腫)になり、頭の中で血腫が大きくなると頭の中の圧力が高まったり、血腫がまわりの正常な脳を押したりするため、最悪のケースでは意識障害、さらには死亡につながることがあるのです。

長宗我部元親


画像:長宗我部元親の像(若宮八幡宮)

四国の覇者・元親も、かなりの大酒飲み。土佐生まれの土佐育ちなので、酒飲みなのは仕方ありませんが度を超えていたようですよ。もちろん、家臣たちも酒飲みが多かったわけで・・・。

問題なのは、酒が原因で仕事に支障が出る家臣も目立ったそうで、元親は苦渋の想いで「禁酒令」を定めます。

身分に関係なく大酒を禁止。
酒を飲んで事件を起こしたら罰金三貫、重い者は死刑
人を傷つけたり迷惑をかけたりするような行動を起こしたら首を斬る。

ある日、毛利家・重臣(お偉いさん)の福留隼人が城の外を歩いていると、酒樽を持って城内に入ろうとする男を見かけたので、「それ誰の?」と尋ねると「元親さんが飲むんじゃないですか?」と。

硬骨漢(意志が強く権力に屈せず、コロコロ言うことが変わらない男)な隼人は酒樽を奪って打ち砕いたとか。そして、城に戻り険しい表情で元親に詰め寄ります。

「殿、皆の手本となるべき人が真っ先に掟を破るとは何事ですか!この福留、自分の腹を切るようなことになってもかまわない!殿のことを想い、あえて意見させていただきました」

隼人の激怒ぶりと悲しみに満ちた顔を見た元親は「福留くん、ごめん、ごめん。俺が悪かった」となだめ、禁酒令を解いたそうです。元親の死因は病死となっていますが、少なからず"飲みすぎ"も原因の一つではなかったのかと。

真田信繫(真田幸村)


画像:©NHK「真田丸」

関ケ原の戦い後、父の昌幸と和歌山県の九度山に14年間も監禁され、監禁中に昌幸が他界し、自身も痩せこけて白髪だらけになり精神も崩壊寸前かと思いきや、そんな状況下でも大好きな焼酎だけは手放さなかった幸村。

幸村は兄・真田信之の家臣・河原左京に「焼酎を用意してほしい」と手紙を出しています。

壺に焼酎を入れて下さるようお頼み申します。
その際は、酒を入れた壺のフタをよく閉めて、そのフタを紙で覆って目張りして下さい。
これと同じものを2壺お願いします。もし余分にあったら、それも頂戴したいと思います。

六月廿三日 左京殿 真好白信繁
幸村が左京に出した直筆の手紙を私訳(高野山霊宝館展示)

「もし余分にあったら」というところ、飾りっ気のない素直な幸村らしさが滲み出ています。それにしても、一滴たりとも無駄にしたくないから目張りまでお願いしていたとは、よっぽど焼酎が好きだったんですね。

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