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大阪夏の陣で散った戦国最後の武将「真田幸村」は「A型」の情熱家タイプ?

大阪夏の陣で勇猛果敢に散った戦国最後の武将「真田幸村」は「A型」の情熱家タイプ?


画像:真田幸村の肖像(上田市立博物館所蔵)

名門、真田一族の末っ子である真田幸村(本名は真田信繫)は、幼い頃から父親と行動を共にして武芸の道をひたすら突き進んだ。

真田家が武田家に仕えた後は徳川家に仕え、その後は上杉家に仕え最終的に豊臣秀吉の家臣となる。秀吉が病死すると家康に仕えるが、関ヶ原の戦いで家康を敵に回してしまい和歌山県の九度山で謹慎処分となる。

あちこちを転々とした幸村だったが、最後は大阪城(大坂の陣)で壮絶な最期を遂げた。大阪夏の陣のエピソードとして、「幸村がギリギリまで家康を追い詰めた」という逸話もあるが、真意は不明である。

今回は、そんな幸村に関する話である。後世の調査で、幸村の血液型はA型と判明している。幸村の人物像とA型の特徴を照らし合わせながら大坂の陣にまつわる話をしたいと思う。

A型の特徴は?

さて、幸村の話に入る前に、A型の特徴を見ておこう。

・情熱的な一面を持っていて感情に従う熱血タイプ
・計画を立てて慎重に行動を起こす
・他人にも厳しいが、自分に厳しい
・ルールを守って行動する
・物事の道理や道筋が成り立たないと行動しない
・集中力が高く、真剣に物事に取り組む
・短期的な仕事より長期的な仕事に向いている
・礼儀作法を大切にする
・自信過剰な一面があり、プライドが高い
・才能よりも努力を大切にする
・柔軟性に欠けるところがあり、常識外れを嫌がる
・細かなことでも気になるので、何事にも徹底している
・欠点が見つかれば克服するために努力する
・理想よりも現実を重視する
・普段は気が小さいが、大事な場面になると大胆な行動を起こす
・仲間には優しい

これによると、A型の特徴は「ルールに厳しい性格」「自分にも他人にも厳しい」タイプ。その一方で「仲間にはとことん優しい」一面もあるようだ。

「物事の道理や筋道」がはっきりすると、ここぞとばかりに力を発揮する「熱血タイプ」なので物事の中心に立って行動する。ただし、「生真面目でプライドが高い」ので「柔軟性に欠ける」という難点もある。

関ヶ原の戦い後、九度山で謹慎処分となっていた幸村は48歳のときに脱走する。理由は徳川家康と戦うことだった。そもそも幸村が謹慎になって監禁されていたのも関ヶ原の戦いで西軍に加勢したからだ。

幸村が脱走したのは豊臣秀吉の跡取りである秀頼から助けを求められたことに始まる。関ヶ原で勝利した家康は、豊臣家が邪魔になり潰そうと考えていた。

幸村は九度山から逃げ出し、秀頼の本拠地である大阪城へと向かった。秀頼のもとに集まった兵は5万人。一方の徳川軍は20万人。その差は、およそ4倍。

圧倒的な兵力の差に豊臣軍の武将たちは弱腰になり、全線で戦うのではなく大阪城に立てこもること(籠城戦)を決意。しかし幸村は、この作戦に納得がいかなかった。

真田丸からの出陣


画像:戦前の大阪城天守閣(大阪府立図書館)

城に立てこもることに賛成しなかった幸村は、真正面から徳川軍に突っ込む手段を選択する。もちろん、行き当たりばったりではなく、それなりの考えがあった。

徳川軍が大坂城に攻め込む時、弱点となる場所に小さな砦を建てて、そこで徳川軍を足止めしようと考えたのである。あくまでも、秀頼を守るという考えのうえでの作戦だった。

そして、大阪城に攻め込もうとする徳川軍を挑発し、注意を惹きつけるためでもあった。その役割を果たすために幸村は、大阪城の弱点となる玉造口に小さな砦「真田丸」を建てたのだ。

この辺がA型らしい考え方ではないだろうか。まずは欠点を明確にし、克服して勝利への可能性を高めるために何をするべきか考えたわけだ。冷静かつ計画性があり、筋道を立てるA型らしい作戦と言える。

1614年、ついに「大阪冬の陣」が幕を開けた。徳川軍は怒涛の勢いで大阪城に攻め込む。大阪城周辺の建物が次々と壊されていき、誰がどう見ても豊臣軍の負けは決まっているかのように思えた。

しかし、幸村は平然と徳川軍を挑発した。まるで”楽しんでいる”かのように。慎重な家康は「幸村の挑発に乗るな」と家臣たちに命令した。ところが、挑発に乗ってしまった前田利光が真田丸から攻撃を受ける。

待ってましたと言わんばかり攻撃を仕掛ける幸村は、前田軍に大ダメージを与えた。それを助けるために徳川軍の兵士たちが真田丸へ押し寄せてくる。

しかし、それらの兵も長宗我部盛親と幸村のコンビネーション攻撃にダメージを与えられ、およそ2000人を超える死傷者を出してしまったのである。完全に幸村の勝利。

慌てた家康は、ひとまず兵を退散させて大阪城から離れた。幸村の作戦は見事、成功したのだ。

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