ゴアとは？
ゴア州とは、インド西海岸の州にあります。16世紀から20世紀半ばまでポルトガル領インドの一部となっており、ポルトガルのアジアにおける拠点となっていました。
ゴアはインド西海岸中部のマンドウィー河の河口にある島のことで天然の良港を所有しています。1530年ポルトガル領インドの首府はコーチンからゴアに移されて、アジアの全植民地を統治するポルトガルのインド総督、インド副王が駐在していました。
多くのポルトガル人をアジアに送りだしてアジアの富をポルトガルに持ち帰ったと言われており、1534年には、ローマ教会の大司教座が設置されました。
17世紀の初めにゴアはモザンビークから長崎に広げるポルトガル海上帝国の首府として東洋ローマと呼ばれる黄金時代を迎えたと言われています。
現在でもポルトガル植民地時代の建物や文化が残っていて、リゾート地として多くの観光客が訪れるようになっています。また、この地の音楽から生まれたゴアトランスは世界から注目を浴びています。
経済に関しても最も富裕な州のひとつ。主要産業としては観光や鉱業、鉄やマンガンなどの生産です。農業と漁業は衰退しつつあり、米が主要農産物になっています。
