種子島とは?
種子島は九州の鹿児島県にあり、大隅諸島を構成している島の一つです。県内有人離島の中でも東に位置していて、人口は奄美大島の次の2番目となっています。
日本に鉄砲が伝わったのは偶然の出来事だったと言われており、1543年、日本の最南端と言われている地域の一つである種子島に大きな外国船が流れつきました。
中国の船と言われていますが、種子島の人が中国人の乗組員に事情を聞くと、ポルトガル人が乗っていて、鉄砲という新しい武器を持っているということが分かりました。
新しい武器を持っているということもあり、その武器を取り入れようと火薬調合などを学ばせ、領内の鍛冶屋に銃の筒を作らせたと言われています。
実際の鉄砲をバラしてみるとしっかりとパーツがあり、中には作れないパーツもあったのですが、船員から技術を学ぶことで間もなく種子島で史上初の国産鉄砲が作られたのです。
初めて国産に成功した土地の名前から種子島や種子島銃という名前が広まりました。一年程度でたくさんの鉄砲を作ることができたと言われています。
今では、自然を一望することができる場所でもあり、遠くの海までかなりの範囲を見渡すことができる種子島を観光したいとたくさんの方が訪れています。