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まさに「名刀」の極み!戦国武将や新撰組が愛した日本刀23選【刀剣好き必見】

大包平(おおかねひら)

画像:大包平(東京国立博物館)

平安時代の刀職人・包平が12世紀頃に作った国宝指定の刀で、「現存するすべての日本刀の中で最高傑作」と称えられるほどの名刀。初代の姫路藩主・池田輝政の愛刀として知られ、輝政が「一国に替え難し」と言葉を遺したとか。

以後、池田家の家宝となり、池田正宗や池田来国光などの名刀と共に大包平も厳重に保管されました。そして、昭和42年に文部省が6,500万円(当時の価格)で譲り受け、現在は東京国立博物館に所蔵されています。

新撰組が愛した刀

菊一文字則宗(きくいちもんじまさむね)

画像:菊一文字則宗のレプリカ(岐阜関刃物工房V.ROAD)

新撰組のスピードマスター沖田総司の愛刀とされる日本刀で、国宝クラスの一級品。当時から高値(江戸時代の価格で1,200万円以上または2,000万円超えとも)で取引されており、沖田も実戦で使ったのは一度だけとのこと。

長曽祢虎徹(ながそねこてつ)

新撰組局長・近藤勇が使っていた日本刀。江戸時代の刀職人・長曽弥興里が1655年以降に作ったとされ、池田屋事件の際も虎徹を振りかざして乗り込んだと言われています。

画像:長曽祢虎徹のレプリカ(岐阜関刃物工房V.ROAD)

和泉守兼定(いずみのかみかねさだ)

鬼の副長・土方歳三の愛刀。でました!兼定ですよ。土方は大の兼定ファンで、長さの違う兼定を何本か所有していたそうです。その中でもとくに気に入っていたのが和泉守兼定でした。

画像:和泉守兼定のレプリカ(岐阜関刃物工房V.ROAD)

鬼神丸国重(きじんまるくにしげ)

三番隊組長・斎藤一が愛用した刀。池田屋事件のときに使ったとされる記録が残っており、るろうに剣心の「牙突」や薄桜記の「居合い」など一撃必殺もこの鬼神丸だったのでしょうかね。

画像:鬼神丸国重のレプリカ(岐阜関刃物工房V.ROAD)

備後三原守家正家(びんごみはらのかみまさいえ)

新選組・初代局長の芹沢鴨。壬生浪士組の時代から近藤や土方と活動していたことで知られていますね。酒や女にだらしなかったですが、やはり剣の腕前は一流。愛刀の三原守家正家は備後の刀職人集団が手掛けたと言われています。

画像:備後三原守家正家のレプリカ(個人所蔵品)

日本刀は奥が深い

一説によると、平将門が古来の直刀を馬上から振るいやすいように改良して山なりに反らしたことが起源とされる日本刀。およそ平安時代の中期から後期にかけて誕生したとされていますが、幾年のときを超えて今でも継承されている日本文化の一つです。

戦国時代には名刀と呼ばれる日本刀が実戦では使われず武将たちの間でコレクションされ、江戸時代に入ると限られた武士が刀を所有していたので記録に残っているものも立派な日本刀が多いですね。

現在、国宝指定の日本刀は110点前後ありますが、すべてに刀職人の魂と使い手の想いが宿っているのでしょう。だから村正のように"妖刀"と呼ばれた刀も存在していたわけで。

好きな戦国武将や幕末の人物が「どのような刀を持っていたのか」調べてみるのも面白いかもしれませんね。博物館や資料館などに展示されている名刀もあるので、偉人たちの"愛刀"を見てみたいという人は足を運んでみてはいかがでしょうか。

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