フリーメイソンが抱える”秘密”とは?
フリーメイソンは宮殿や教会を建てるために集められた石工職人の組合が起源だが、当時、設計や建築はトップシークレットの技術であり、命懸けで守らなければならない情報だった。
外部に石工の技術や知識が漏れるのを防ぐために組合をつくり、独特な握手の仕方やピッグペン暗号など組合員だけが知っている”秘密”をつくり共有していたのである。
秘密結社ではなく、暗号やルールなど”秘密のある結社”ということになるだろう。その習慣は現代のフリーメイソンにも受け継がれている。たとえば、次の画像に写っている握手に注目してほしい。
※安倍首相とキャロライン・ケネディ駐日米大使の握手
拡大すると、変わった握手の仕方であることがわかる。
ちなみに、これが一般的な握手。比較すると、はっきり違いがわかる。
フリーメイソンの握手にはいくつかの方法があるが、安倍首相とケネディ大使の握手は、おそらく次の3つに該当すると思われる。古代の石工職人の組合員同士が握手するときの方法で、この握手をフリーメイソンも用いていた。
安倍首相がフリーメイソンであるか?はさておき、ケネディ大使がフリーメイソンの会員である可能性は高い。キャロライン・ケネディは35代目のアメリカ大統領ジョン・F・ケネディの娘であり、長女。
過去の大統領にはフリーメイソンの会員が多く、初代ジョージ・ワシントンは1752年11月4日に入会し、ほか12人の大統領がフリーメイソンの会員であったことがグランドロッジの記録に記されている。
<会員だった大統領と入会した日付>
初代 ジョージ・ワシントン(1752年11月4日 )
5代 ジェームス・モンロー(1775年11月9日)
7代 アンドリュー・ジャクソン(入会日は不明)
11代 ジェームス・N・ポーク(1820年6月5日)
15代 ジェームス・ブキャナン(1816年12月)
17代 アンドリュー・ジョンソン(1851年5月5日)
20代 ジェームス・ガーフィールド(1861年11月19日)
25代 ウイリアム・マッキンリー(1865年5月1日)
26代 セオドア・ルーズベルト(1901年1月2日)
27代 ウイリアム・H・タフト(1909年2月18日)
29代 ウォレン・G・ハーディング(1901年6月28日)
32代 フランクリン・ルーズベルト(1911年10月11日)
33代 ハリー・トールマン(1909年2月9日)
このことから、ジョン・F・ケネディもフリーメイソンの会員だった可能性が高い。しかし、ケネディ大統領はフリーメイソンに対して批判的だった、とも言われており、フリーメイソンであったことを示す記録は無い。
私たちが知らないだけで、身近なところにフリーメイソンの会員はいるのかもしれない。実際、高須クリニックの院長・高須克弥は日本におけるフリーメイソンの幹部であり、自身のブログで公表している。
ほかにも、歴史上の人物では、哲学者のモンテスキューやフランス皇帝のナポレオン、作曲家のモーツァルト、バッハ、ベートーヴェン、進化論を説いたダーウィン、イギリス首相のチャーチルなどが有名である。
画像:©高須克弥(高須クリニック院長)
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