ストーリー1 五右衛門がパンドラの箱を盗む
織田信長の死後、天下統一を果たした豊臣秀吉。時代が変わっても市民の暮らしは豊かにならなかった。石川五右衛門は金持ちから財産を奪い、それを貧しい市民たちにばら撒いていた。
ある夜、いつものように金持ちの蔵に忍び込み、大量の小判を盗んだ。ふと目をやると、そこには小さな箱があった。この箱には信長暗殺の証拠が隠されていた。しかし、五右衛門はそんな大事な箱であることは知らない。
画像:© 2009映画「GOEMON」パートナーズ
石田三成は霧隠才蔵を使い、その箱を取り返すように命令する。一方、徳川家康もこの箱を狙っており、服部半蔵に五右衛門の行方を探らせていた。
やがて五右衛門の前に才蔵が現れ、それが”パンドラの箱”であることを聞かされる。箱の中には地図が入っており、その場所に行ってみると秀吉と明智光秀が交わした信長暗殺の誓約書を見つける。
五右衛門は怒り、秀吉の暗殺を計画する。五右衛門は幼い頃に両親を失い、信長に命を救われ、拾われ、織田家に仕えていた服部半蔵に忍術を教わることとなる。
信長に恩を感じ、父のように慕い特別な感情を抱いていた。信長は幼い五右衛門に「強くなれ」と問いかけ、この言葉が五右衛門の”生き方”を大きく変える。
坊主、強くなれ。そうすれば何も奪われはしない。
一緒に来るか?
俺が強くしてやる。
ときを同じくして、才蔵も半蔵から忍術を教わっていた。五右衛門と才蔵は互いに競い合い友情が芽生え、信長が亡きあと、五右衛門は泥棒となり、才蔵は三成の”パシリ”になる。
修行時代の五右衛門
修行時代の才蔵
画像:© 2009映画「GOEMON」パートナーズ
半蔵は家康に仕え、”パンドラの箱”を巡って三人は再開した。かつての師匠と友から追われる五右衛門だったが、半蔵に説得され最終的に誓約書は家康が手に入れる。
真実を知った五右衛門は信長の仇をとるべく大阪城に忍び込み、秀吉の殺害を実行した。しかし、それは秀吉の影武者で、暗殺は失敗に終わる。
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